辻 征典邸

以前は目立て屋を営んでいた家。『目立て』とは切れなくなったのこぎりの刃を研ぐ職人の技のこと。のれんを作る際、目立て職人だった先代が大切にしていたのこぎりを使いたいとの希望で、のこぎりを大きくデザインした。モデルとなったのこぎりは先代が1つだけ作ったもので、今も大切に保管されているもの。のれんののこぎりには刃のリアルさを出すため、染の技法で『さび』まで表現されている。