県下一の巨木と伝えられる醍醐桜は、のどかな山里の原風景の中にあって、ただ1本だけ空に向かってそびえ立つ圧倒的な存在感。新日本名木百選にも選ばれると同時に、昭和47年12月には岡山県の天然記念物に指定されています。目通り7.1m、根本周囲9.2m、枝張り東西南北20m、樹高18m、種類はアズマヒガン(ヒガンザクラの一種)で、伝説によれば、元弘2年(1,332年)後醍醐天皇が隠岐配流の際、この桜を見て賞賛したといわれ、この名がつきました。樹齢は700年とも、また地元の説では1,000年ともいわれ、この見事な桜に魅せられ毎年満開の季節になると周囲が大渋滞になるほどに多くの花見客で混雑します。【ロケ地情報】2003年(平成15年)のNHK大河ドラマ「武蔵 MUSASHI」。日本を代表する桜としての存在感が脚本家の目に留まり、少年時代の武蔵が宮本村の桜の下で別れた母親を慕い、待ち続けるシーンが撮影されました。
【ライトアップ】開花期間中 日没~21:00
【交通情報】 ↑↑ 地図を記載しています。
国道313号から県道を通過し細い参道を約10km、山里の集落を目指します。山の上の1本桜です。(通常は、高速道路の北房ICや落合ICより約30分で到着)開花期間中は、一方通行となり渋滞も発生します。渋滞回避は、約3km手前の旧別所小学校付近より、春を感じながら桜を目指す「醍醐桜ハイキング」もおすすめです。(約3km、40分程度)